ストレスと笑い
ストレスとは、現実と理想のズレによって生じるものだと思います。
逆に笑いというのは、意図的に生じたズレに対し、適切な枠を当てはめたときに生じるもののように思います。
例えば、漫才のボケとツッコミです。
ボケが、通常とは異なる発言をします。その瞬間、観客の脳では、まだ言語化されないイメージのようなモヤモヤができます。
そのモヤモヤに対し、ツッコミが適切な言葉で枠を作ります。
その枠と観客のモヤモヤが、パズルのピースのようにパチッとはまったときに、笑いが生じるように思います。
ストレスはこの逆で、理想の枠が先に存在し、現実がその枠に当てはまらない、ズレているときに生じます。
完璧主義者の場合、完璧という枠には、いつまでたっても現実が当てはまらないため、強いストレスを感じるように思います。
自分自身がそうでした。
ストレス対処法として、「現実を認める」とか「今に集中する」というものがあります。
すなわち、これらは「現実に現実という枠を当てはめる」という意味だと思います。
この枠は当てはまって当然の枠です。
笑うのが良いストレス解消法だというのも、同様の理由からかもしれません。
「今」に「今」という枠をはめる、というのはストレスなく生きる良い方法だと思います。ぜひお試しあれ。
ではまた。