答え探し症候群

自分自身の話になりますが、一時期「答え探し症候群」になったことがあります。

 

「答え探し症候群」は私が勝手に作った言葉です。どういう意味かと言いますと、仕事やプライベート、すべての事に対して「答え」があると思い、その答えを探すために、本を読んだり、文献を調べたりすることで、それによって本来やるべき行動がおろそかになってしまうことです。

 

ビジネス書など自己啓発系の本を読んで内容を完全に理解したとしても、それが今直面している課題の解決方法、つまり答えではありません。しかし、以前の私は、問題や課題に対して「どこか本に答えがあるのでは!」と思い込んで、本を読んでいました。

 

当然、答えは書いておらず、また解決に向けた行動をとってないわけですから、現実の問題は解決されないままで、余計に焦ってしまい、また本を読んで答えを探す、という悪循環に陥っていました。

 

課題解決するうえでの本の効用というのは、あくまで実際に課題に対して色んな解決策を試していくなかで現れるものです。さらに現実の問題というのは、明確な答えがないものがほとんどです。

 

決して読んだ本が無駄だっとは思いません。むしろ、悪循環を断ち切れたのも本を読んだからです。

 

 

この本の「推論の梯子」「スケーリング・クエスチョン」を読んで、少しづつ自らの行動を変えていけたことで、悪循環から脱出できたと思っています。

 

この本は、ほかにも様々な問題解決もためのツールが詰まっています。

読み物としても面白いです。

 

 

ではまた。